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『幸福(しあわせ)のスイッチ』『オーライ』『ひとしずくの魔法』
安田真奈監督が大阪校に登場!

幸せのスイッチ先日、「OL映画監督」として各メディアにおいても話題になった映画監督、安田真奈さんを迎えてトークセミナーを開催いたしました。受講生や一般参加者に囲まれて和やかな雰囲気のなか、同監督代表作『幸福のスイッチ』のテーマソングをBGMにイベントはスタート。ここでは当日参加できなかった皆さんの為に、安田監督の映画制作に対する思いが詰まった珠玉の言葉をレポートします。

安田監督  セミナー風景 

”個人にとっての大事件を描いて、ジワジワと伝えていきたい”

 安田監督の映画の象徴はなんといっても日常的なこと。
 アクションやパニック映画のような手に汗を握る社会的な事件を描くものではなく、
 我々が日々の日常の生活の中で起きた小さな事件、とはいっても当事者にとっては
 大事件!そんな事柄を丁寧に描くのが安田監督ならでは。

 常に観客に近い立場で脚本を練り上げていくからこそ、
 これだけ支持されているんですね。

”PR資料を作成して猛アピール。地道な種まきが大きな実を結ぶ”

 基盤が関西、しかも女性ということで、一人前として認めてもらうために
 かなりの苦労をしたとのこと。それでもめげずにお手製のPR資料を配り
 まくって猛アピール。作った作品は協力してくれた方のためにも、
 お蔵入りせず必ず世に送り出すことを繰り返していくうちに、人脈も
 ふくらみ段々と認められるようになったそうです。

 『幸福のスイッチ』はなんと着想10年!3年間取材を繰り返して、脚本を何度も
 書き直したそうですが、築き上げた人脈が功を奏し見事映画化が実現しました。

”会社員として違う仕事をしていたからこその良い緊張感”

 仕事をしながら週末や休暇を利用しての映画作りは想像以上に大変だった様子。
 それでも続けられた要因としては、会社員の世界はネタの宝庫ということと、
 「働いているから映画製作は手抜きなんだろ」とか「映画なんか撮ってると、仕事で
 ミスするんじゃないか」などと周囲の人に言われないよう緊張感を保つことができた、
 ということがあげられるそうです。

”受講生のみなさんへ”

 今やっていることは決して無駄じゃないですよ。
 きっとなんらかの学ぶことがあるはずです。
 悩むよりまず作りましょう!そして作り続けてくださいね。

穏やかな関西弁でのトークで、集まった聴衆の笑いを誘うトークもお手の物。
しばらくは脚本業をメインに活動するとのことでしたが、また近いうちに
監督自らがメガホンをとった作品を劇場で観たいものです。

幸福のスイッチ 





『幸福のスイッチ』DVD好評発売中
¥4,935 東北新社

■安田真奈監督プロフィール

 神戸大学映画サークルで8mmを撮り始めて以来、
 メーカー販促部門に勤めながらも、年1~2本撮り続け、
 <OL映画監督>としてNHK、アエラなど、各方面に取り上げられる。

 94年、97年、98年と3回のあきる野映画祭グランプリをはじめ、
 各地映画祭で入賞多数、グランプリは計6冠。

 06年には満を持して製作した『幸福のスイッチ』も、
 第16回日本映画批評家大賞の特別女性監督賞などを獲得。

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