【渋谷校 講師紹介】Webデザイナー専攻 藤本先生

　 渋谷校でWebデザインを教え続ける藤本講師は、常にWeb業界の一線に立ち続け、グラフィックデザイン、コーディング、Flashを含め様々な案件に携わっています。
　今日は、そんな藤本先生に、「これからのWeb業界は？」「これからデザイナーを目指す人に」「必要なスキルはなんなのか」をインタビューしました！

 

 

 

--最近はどのような目的の方が受講されていますか？

　最近は「絶対Webデザイナーになりたい！」と言う方が減ってきたように思います。
「ちょっとWebサイトが作ってみたい」というライトな動機で入学される方が増えてきたのではないでしょうか。
　それでも、実際に授業でWeb制作の技術に触れていくうちにWebデザイナーを目指すように方向転換される方が非常に多いです。
　実際僕も生徒としてデジハリに入学した当初は明確な目的を持っていたわけではありませんでしたが気づいた時には・・・という感じでした。

　最近ではブログなどが当たり前になってきているので、一般の方でもHTMLなんかを触ったりする機会があったり、市販されているソフトでホームページが簡単作れたりするわけですが、実際に授業を受けてみると、見た目が同じホームページでも、「単純にホームページを作る」のと「仕事として成り立つホームページを作る」ことの違いが次第にわかってきて、せっかく身に着けた知識がもったいないと感じてもらえるからなのではないかと思います。

　ただし、覚えた知識を忘れるのが勿体無いと感じられるということは、授業でやったことを覚えて初めて得られるものだと思います。
　授業では短い期間でかなりの知識量を身に着けることになりますので、技術を身に着ける姿勢を忘れずに自発的に復習ができることが非常に重要です。

　これは実際にwebの仕事を続けていくのにもとても大切なことですし、それが常に新しい技術に触れることに喜びを体感できるようになるための第一歩だということでもあります。

--今のWeb業界は如何でしょう？

　CSSレイアウトやアクセシビリティ・ユーザビリティーなどの言葉が当たり前になってからは大分変わってきました。HTMLはより構造的になり、より情報整理やユーザーナビゲーションなども重要視されるようになってきました。動的な動きもFLASHだけでなくAJAXなどもありますし、ルール化も進みより多様化してきていると思います。

　ものすごく簡単に言ってしまうと、構造的な分基礎的な部分はより重要になり、逆に新しい知識も必要になってきているということです。

　先ほども出てきましたが、HTML1つをとっても見た目が同じホームページでも、「単純にホームページを作る」のと「仕事として成り立つホームページを作る」ことは全く異なるものになってきています。技術的な言及は避けますが、中身に大きな違いがあります。見た目は同じでも、ルールに従って作られ、ユーザーのことを考えて作られているものとそうでないものでは全く違います。

　また、基礎が重要だというのは基礎がない状態では後々大変だからということもあります。webサイトにしても、自分の頭の中の知識としても、基礎がない状態で改築を繰り返し、結果めちゃくちゃな構造になってしまうことになりかねないのです。新しい技術や、デザインなどのクオリティばかりに目が行ってしまいがちですが、それらは基礎があることが大前提だということです。

　基礎をしっかり学ぶことは本当に重要なことだと思います。

--Webデザイナーになるために求められるものはなんでしょう？

　こだわりも重要ですが柔軟性はもっと重要だと思います。また、分業化が進んでいますが何か1つのことに特化することも必要ですが、オールマイティーにこなせることも重要です。偏った知識だけではなく、やはり知識の共有ができるだけのオールマイティーな知識と技術力があってこそプロジェクトも円滑に進みます。また、知識や技術だけでなく、技術に負けないデザイン力や色々な意味での構築のノウハウも必要になってくると思います。

(取材・構成　山本　輔）

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