スタッフ山本のデジタフルワールド Vol.18
最高の作品にたくさん触れること
一流のプロフェッショナルになるために、もっとも必要なことは何でしょう。
不断の努力、天賦の才能…それもあるかもしれません。でも、もっとも大切なことは「ある高みに達した作品に常に触れ続けること」だと言われます。
優れた作品に触れること、目や耳を肥えさせていくこと…それによって、自分の審美眼は養われ、その自分が納得できる作品を作ることができるように努力を続けていけば、道を間違えることなく前進していけるのだと思います。
デジタルハリウッドはもちろん、技術を教える場ですが、在校生たちはみんな「一流の作品」に触れることにも相当な時間を割いています。
「展覧会に行ってお互いに感想を言い合う」「お互いの好きなWebサイトを紹介しあう」などなど在校生が自発的に活動することもたくさんありますし、学校側も「クラスメートと印刷博物館に行く」「デザイン関連書籍の著者によるデザインセミナーを開催する」「画集を書籍棚に用意する」などなど、様々な形で質の高い作品、人材に触れる機会を多数設けています。
Webを勉強するのに画集なんて必要なの?と思われる方も居るかもしれません。でもWebだってデザインやアートのひとつです。様々な分野のデザイン、アートに触れることは必ず将来の底力、地の実力になっていくものだと思っています。
4月クラスが開講したとき、Webデザイナー専攻の講師がこんなことを仰ってました。「好きなWebサイトを100個リストアップしてください。」
ミュージシャンを目指す人は、洪水のように数多くの音楽を聞いています。画家を目指す人は、ものすごい数の画を見ています。Webデザイナーを目指す人だって、もちろん…です。数多くの作品を見る中に、質の高い作品との出会いがあります。量を飲み込むことで自然と高みも上がっていきます。そして、量を手に入れることこそ、不断の努力が必要なのですね…。クリエイティブの世界は大変ですが、がんばっていきましょう!