短期速習Webデザイナークラス7月生
グループワークの発表会
デジタルハリウッドでは、現場で即戦える人材を育てる学校として、様々なサポートを行っています。
特に、現場の経験を在校中に経験できるオンザジョブトレーニング(OJT)とグループワークは、デジタルハリウッドのカリキュラムの中でも非常に効果的と業界から好評をいただいています。
先日、「短期速習Webデザイナー専攻」のクラスのグループワーク発表会がありました。
制作現場と同じ業務を行う |
それぞれ4~5名のチームに分かれ、クライアントからの依頼を受け、企画から制作、デザイン、プレゼン等を行い、納期までにしっかり仕上げると言う、実際の現場と同じスケジュールで制作業務を行います。
グループによって、各ページごとに担当を分けるチームもあれば、ディレクションとデザイン、プレゼン担当で分けるチームも…どのように担当を決めるかもチーム次第。それぞれの力を存分に発揮できるスタイルで臨んでもらいます。
その甲斐あって、発表会では各グループそれぞれが作品を仕上げて、高いレベルでの講評を行うことができました。
その後、このグループワーク発表会を見て「まだまだ高みに上って欲しい!」と言う気持ちを強く持った熱いWebデザイナー・GroovyDive代表の前田さんから授業後に熱いメールがクラスメート全員に流れました。
TA前田さんのメール |
(一部抜粋)
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・更新しやすいサイトになってるか?
→適切なサイト(ディレクトリ)マップ、XHTMLやCSSの構造、コメント文など。
→ソース見てないけど、たとえばBグループの場合、
セクション毎にジグザグのボーダーが入っています。
コンテンツ内にセクションの追加、もしくは削除があった場合、
他のセクションのソース(XHTMLもしくはCSS)も変更する必要があるかな?
・ユーザは必ずしもトップページから来るわけじゃないです。
検索エンジンから、各カテゴリトップや、さらにその下層の
ページへ流入することもあります。
トップページは各カテゴリ(テーマ)への入り口と
なるためテーマが分散します。
要はSEO的には、キーワードが多く出現するため弱くなります。
ですから、ユーザの目的を考えた場合、下層の各ページを
トップページと考えることもできます。
よって、トップページは各カテゴリの概要のみに留めて、
下層ページで詳細を書くというのが主流です。
・Flashは意味のあるものにしましょう。
訴求が無かったり、動きやビジュアルがチープだと、
無意味、もしくは逆効果となります。
・細かいディテールにこだわりましょう。
いいなぁと思ったサイト、パーツについて、
何でいいなぁと思うのか考え、真似てみましょう。
真似る、って簡単そうに思えて、意外と難しいものですよ。
→このグラデ、上手く同じようにならないぞぉ、とか。
・もっともっとサイトを見ましょう。
献身的なクリエイターのブログを見ましょう。(→マエダも(汗))
・SEO対策には実に様々なモノがあります。
→その辺、調べてみてください。
・計画性(制作ルール等)を見失ってるチームも垣間見えました。
こればっかりは、実際に複数人で作業しないと
実感できない部分なので、各自振り返ってみてください。
いい作品を作るだけがグループワークじゃなくって、進め方も重要です。
(個人的には後者のほうが重要かと思って、そういうグループ編成にしてます)
・他のチームの作品に対して、自分ならどう手を加えるか、考えてみましょう。
他人のテイストに自分が手を入れるのはかなり難しいのですが、
とっても勉強になり、幅も広がります。
・ご自身の行為や気持ちが他のメンバーに与える影響を考えましょう。
「やりたくないなー」「できなかったー」「めんどくさいねー」
「自分はできないからやってー」「時間が無くて…」
とかっていうネガティブ発言や後ろ向きな姿勢や態度は、
簡単に他の(意欲的な)メンバーの士気を下げてしまいます。
反感を買ったり。
これって、精神上良くないし、クオリティにもモロ影響します。
・常にチームワークを考えましょう。
→個人的には制作スキルより重要だと思ってます。
スキルはある程度カバーできるので。
→授業中もしかりですね。
・他の人のいいなぁと思うテクニックなどは取り入れましょう。
結構気付きがあったハズです。もちろん反面教師も…。
・必ずブラッシュアップしてください。
グループで引き続き行ってもいいし、個人で行ってもいいし。
ブラッシュアップ、イコール、意欲的、ということなので、
こちらとしても喜んで講評しまっす。
グループワークがあるから作品を作る、というのは目的ではないので、
この辺りも、先のことも含め、考えてみましょう。
・クオリティや思考など、いいところはたくさんありました。
都度三浦先生からご指摘がありましたので、
他のグループのそういう点はしっかり取り入れてください。
そんな感じですかね。
グループワークの時間の中で指摘したことも含めて、
ご自身の制作に役立ててくださいませー。
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熱い意見を交わしながら、自身の作品レベルを高めていく…この「アウトプット力」「業務力」を高めることが、現場で求められる人材を育てていくことになるんですね。
これからもまだまだ授業は続きますが、がんばれ!