必見!トップクリエイター二人が語るミュージックビデオクリップ制作秘話
みなさん、こんにちは!
イベント報告リーダーの名取です。
今日はつい先日9日に行なわれたタイムリーなイベントの報告をビシッとお届けします!
イベントのタイトルはズバリ
『トップCGクリエイターとミュージシャンが
語る「僕らとデジタルとビデオクリップ」』!!
今回は「Fairlife」という浜田省吾氏が長年のパートナーでもあるサウンド・
プロデューサー水谷公生氏と作詞家春嵐氏と共に活動する音楽プロジェクトが
初のクリップDVDである『永遠のともだちfeat.小野修』を発売した事を記念して
おこなわれたのですが、
な、ななんと
スペシャルゲストとしてDVDのタイトルにも名を連ねる
小野修氏と「Fairlife」のメンバーでもある水谷公生氏が来校されました!
イベントタイトルに相応しいトップクリエイターの二人が語るビデオクリップとは!?
さてイベントの詳細ですが、実はゲストの小野修氏はデジハリの卒業生なんです。
そして「Fairlife」の仕事を受注するきっかけとなったのが、なんと卒業制作の
『タナバタ』だったのです。
同作品はシーグラフ2002「コンピュータ・アニメーション・フェスティバル
(エレクトロニック・シアター)」に選出された小野さんの世界が認める代表作
でもありますが、これが「Fairlife」のメンバーである水谷氏の目にも止まったのです。
しかも『タナバタ』は音楽までご自身で作られているそうで、・・・多才ですね。
そんな小野さんですが、今回のお仕事では若干の苦労もあったそうです。
なんとDVDの販売予約が始まっているのにもかかわらず、制作途中だったとか!
特に奥田民生が歌う、「鳥のように消えた日」は制作期間が2~3週間ほどしかなく
アイディア練ったところ、背景を実写メインの映像とすることで切り抜けました。
この作品は街中にある閉まっているドアを、主人公が体当たりであける姿が印象的ですが、これには小野さんのあるメッセージが込められています。
それは、ドアは志を高く持った者に立ちはだかる壁をあらわしていて、
すぐに目標を諦める者には簡単に開くドアも、志の高い者には必ずぶつかる物である
ことを表しているそうです。
時間が無い中でもアイディア1つで、クオリティを維持しつつ、
メッセージまで込めてしまうとは、 さすがプロの仕事ですね!
また、今回のDVDに収められている「永遠のともだち」はコンピューターのみで
作られているのですが、Pro ToolsでつくられたDTMについて水谷氏はこうのべています。
「デジタルの楽曲はアナログ録音の曲と比べて、
あいまい感がない分感性やセンスがなければ冷たい印象を受けてしまいます。
だからこそアナログ録音の場合よりも繊細に作る必要がある」
これってCGの場合にも同じ事が言えますよね。
小野さんの作品は、簡潔なCGで表現する事により
温かさや人間味が溢れていますが、
これには、CGの作りこみに重点を置きすぎて温かさを失ってしまっている作品への
アンチテーゼでもあるようです。
ちなみに同作にはゲストボーカリストとして岡野昭仁(ポルノグラフィティ)、
奥田民生、我那覇美奈、浜田省吾と、超豪華メンバーとのコラボレーションとなる
DVDになっていますので、CGクリエイターを目指す方は勿論のこと
音楽ファンの方にも楽しめる内容となっておりますので、是非チェックしてみてください。
『永遠のともだちfeat.小野修』が気になった方はコチラ のサイトでビデオクリップが見ることができますので是非どうぞ!
実はこのサイトの制作にはデジハリ渋谷校の卒業生や
デジハリ大学の在校生が携わっています。
クオリティも非常に高いこのサイト、要チェックです!!