結婚しても仕事をしたい!
卒業10年目のママが実現するワークライフバランスとは?
「結婚と仕事の両立」-多くの女性にとって関心の高いテーマではないでしょうか。国の統計によれば、子供が3歳を超えたあたりから女性の就業意識は高まる一方で、既婚女性の就業人口は年々減少傾向にあります。そこで今回は、家庭と育児とそして仕事をパワフルに両立しているという、デジタルハリウッド卒業生、小寺順子さんに「絶妙なワークライフバランスの実際」をお聞きしてみました。
◆まずはデジタルハリウッド在学時代の思い出を教えてください
授業や作品作りの思い出もありますが、人脈・友人作りや情報共有のためによく飲み会に参加したことを覚えています。自分のクラスの飲み会はもちろん、他のクラスとの合同飲み会も開催しました。実は、結婚相手もデジハリでの飲み会がきっかけで出会ったんですよ(笑) 振り替えてみれば、Web制作のスキルが身につくだけでなく、社会人にとってありがたい人脈形成まで実現できるのがデジタルハリウッドの良いところですね。
◆卒業後のお仕事について教えてください
一旦は派遣社員という形で就業し、その後結婚を経て現在はSOHOで在宅勤務しています。途中に出産もありましたが、出産後も変わらず育児をしながら仕事を続けています。
◆在宅勤務について、どのような形でお仕事を受注するのでしょうか?
実は積極的に営業するようなことは一切していないんです。当初は派遣時代の人脈からお仕事を頂いていたのですが、次第にクライアントの紹介で新しいクライアントに出会うような形で仕事が回っています。他にもデジタルハリウッド時代の人脈から仕事を請けることもありますね。これは積極的に飲み会に参加して人脈を広げたことが奏功しているかもしれません。
◆在宅で働くことにあたって大切にしていることはありますか?
受注した案件については、とにかく「丁寧に、手抜きせず」を意識しています。一人で仕事をしている人間にとっては、ダメだしをする人が居ないので、クオリティ管理には厳しくあるべきと思っています。
◆最近のお仕事のなかで「これは」というものがあれば教えてください
整骨院のWebサイトなのですが、ここは元々私が患者として通っていた病院なんです。そこで院長先生とお話をしているうちに、Webのリニューアルを受注することになりました。Webで使用する写真なんかも自分で撮影しましたので思い入れがあります。またユニークなのが、院長先生が自ら考案されたシステム「くつナビ」です。これは医院受付の靴の数を映像配信することで来院前に混み具合がわかるというものです。院長先生が患者さんを待たせないようにという思いでお考えになったものを何とか形にできました。
◆最後にこれからこの業界を目指す方へのメッセージをお願いします
デジハリにいた自分を思い出すと、あのころがんばっていてよかったなぁと思います。
今回の取材で、10年を振り返ってみて、前職は事務員の私が、Web業界で今もこうしてお仕事を続けられているのは、デジハリを通じて知り合った方々や、そこから広がった人脈のおかげだなぁと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。結婚や出産後も仕事を続けたい女性にとって、Webの仕事は、SOHOという選択肢もあるので、強い味方ではと思います。
みなさん、がんばってくださいね。
主婦やママだけでも大変なのに、お仕事でもしっかり自己実現している小寺さん。取材中も明るくイキイキと話す様子からその充実振りが伝わってきました。Webデザイナーは在宅勤務と相性が良いことを証明するかのようなワークスタイルは多くのデジタルハリウッド在校生の目標となることでしょう。「Webデザイナー」と「在宅勤務」にご興味にある方は是非この機会にご検討ください。
小寺さんが制作した「みやこう整骨院」のサイト:
http://www.miyakooh.com/
院長先生自ら考案された「くつナビ」:
http://www.miyakooh.com/kutsu_shokai/
小寺さんが卒業された総合ProコースWebデザイナー専攻はまもなく開講です。