こんにちは。教員の高橋です。今回は海外から来日されるゲストの方との接点が多い週でした。
この時期は日本政府が国を上げて日本のコンテンツを海外のバイヤーへお披露目するJAPAN国際コンテンツフェスティバル (通称コ・フェスタ)の真っ只中であり、コンテンツ分野で海外の方が多数来日しています。
その中から、私の授業や特別講座にゲストで参加いただきました。
まずは、中国の杭州にある浙江大学コンテンツビジネス研究センターで副主任を務める夏 瑛先生とアニメ制作会社玄機科技信息技術有限公司(STAR Q)総経理を務める沈 楽平さんに「デジタルコンテンツ産業概論」の授業にゲスト参加してくれました。
夏先生とは以前から交流期間が長く、私も同大学の客員教授を務めさせていただいており、毎年杭州に行って特別授業を行っています。
さて、夏先生と一緒にいらした沈 楽平さんが監督を務めるアニメーションは、中国のアニメランキングで日本アニメがそのほとんどを占める中、唯一ランキングされている中国で大人気の作品を制作しるのです。内容は中国の歴史の武将が登場する日本の大河ドラマともいえるものです。
しかし、表現は最新の3DCG映像。これが毎週テレビで放送されているというのは、製作期間を考えるとすごいことです。
日本ではあまり知名度がありませんが、中国から来る留学生が本学では大人気でした!
中国のアニメーション産業の現状を理解し、そして今中国のアニメで人気作品のクリエイターとの触れ合えたことは、本学の学生にとっては非常に有意義な授業になったようです。
その記念画像は以下です。※私の左が沈 楽平さん、そして右が夏先生です。
そして、この日は夜に特別講義を開催しました。
この日は、あの世界的人気映画を製作しているPixarです。
CGアニメーション作品で世界的なヒットを飛ばし続けるPixar。
その魅力的な作品づくりは、最先端CGテクノロジーの研究開発に支えられています。
今回は、Pixarが誇るシニア・サイエンティストであり、世界最大のCGとインタラクティブの国際会議 ACM SIGGRAPHにおいて、
「モンスターズ・インク」等でのキャラクター表現技術でCG功労賞を受賞したMichael Kass氏を迎え、
Pixarの魅力を支える最先端CG技術について講演していただきました。
会場は満員御礼!
内容は『Pixarの魅力を支える最先端CGテクノロジー』と題して、初心者の方にもわかりやすいように丁寧な説明と
映像素材で観衆を惹きつけていました。
ということで、長い1日ではありましたが豪華なゲストに触れ合えて、有意義な時間でありました。
このような場を学生に提供することも教員にとっての責務であり、学長室に所属している
私としても学生に良い刺激を与えられたのではないかと思っております。
このような刺激の多いエンタテインメントな大学のデジタルハリウッド大学は、やはり特別ですね。