みなさん、こんにちは。デジハリ講師の小倉いさくです。久々のブログでは、本日開催されたセミナーの模様をお伝えします!
今泉さんは、高校卒業後にアメリカの大学に入学し、美術の勉強をされた後にハリウッドのCG制作会社に就職した経緯をお持ちの方です。つい先日までZoic Studiosに在籍されていて、日本で言う海外ドラマ(フリンジ)やCMなどで、モデラーとして働いており現在は帰国して、休暇をゆっくりとられているそうです。
そんな今泉さんが語る『3つのE』を紹介しましょう。
その1『企業』=Employer
先ずは、自身のデモリールを作成しレジュメ(履歴書)を作成してください。その後は、企業を探しましょう。では、どういう風に探すのか?というと、求人募集サイトを見て下さい。2-Pop ForumやVFX Recruit、CG Meet Upなどです。また、それぞれの企業にある求人サイトも有効です。例えば、Sony Picture Image WorksではJosという所に、現在募集している職種が一覧で載っています。こういうものを、見続けてタイミングを見計らい応募してみましょう。
その2『ビザ』=Eligibility
ビザの種類は、主に2つあります。H1-BとO-1です。その中でも、H1-Bビザで働いている方が多いそうです。しかし、そのビザを取る為には学歴が重要になって来ます。高校卒業=実務経験12年、CG系専門学校とCG系ではない普通の大学卒業=実務経験6年、CG系の大学卒業=0年という基準があるそうです。ですので、本学のスクール卒業の方は、アメリカのCG系の大学に入学すれば4年でビザを得る資格が得られます。また、本学の大学卒業では0年で得られるという感じですね。とはいえ、これらは最低条件なので非常にキビシいというのが現実だそうです・・。
その3『英語』=English
CGは、コレ自体が専門用語に英語を使っているので、ビジネス英語というよりは日常会話で十分だそうです。ちなみに、今泉さんのCG英会話ブログというのがあるので、参考にしてみてはいかがでしょう?僕が面白いなぁ~と感じたのは「Kick-ass!(めちゃイケてる)」と「Bad-ass(ヤバいくらいイケてる)」というスラングです。他にも、よくわからない言葉はグーグルでイメージ検索すると、画像で分かるので理解しやすいとのことです~。
最後に、VFX大航海時代という話をしていただきました。今まで、ハリウッドにあったスタジオが続々と、海外の国にもスタジオを作っているそうです。バンクーバーー、ロンドン、インド、シンガポール、シドニー・・・・当然ですが、インターネットによる会議やデータの受け渡しなど、どこにいても仕事ができるということでしょう。ですので、『ハリウッドの大作映画に関わった仕事をしたい!』と言う場合、ビザの取りやすいアメリカ以外の国へ行くのも良いのでしょう。このブログをご覧になっている皆さんも、海外志向が高いのならハリウッドにこだわらずでもいいのでしょうね。
イサク
PS
日本は、、、鎖国状態でしょうね。英語も通じませんし、税金の優遇措置もないですし、ランニングコスト(地価や維持費)も東京は非常に高いですから、なかなかハリウッドのスタジオが出来る状態ではないようです・・・。