皆さん、こんにちは。高橋です。
しばらくぶりの更新となりましたが、4月と共に学校も新たな新入生を迎え動き出しました。
その中で、毎年恒例となってろいます中国の出張に4/21~4/28まで1週間行ってきました。
今年のメインは「第五届中国(杭州)动漫游戏产学合作讲坛(2013年4月22日—2013年4月26日)」
です。
中国では「コンテンツ」という言葉は翻訳が難しく、マンガとアニメで動漫という言葉が一般的に普及している言葉です。
今回はその動漫のアニメ分野の教育をしている専門学校や大学など教育機関の教員、学生、そして産業界の方々も参加し、「アニメ分野における産学連携による人材教育」というテーマで講演とディスカッションなどを行いました。
世界的にも有名な北京電影学院の動画学院の先生など美大、芸大など20近数の学校が参加しました。
私は、初日の基調講演で「日本におけるコンテンツ人材の育成と未来」を講演しました。
また、毎年中国の留学生が本学の大学、及び大学院に留学し卒業しています。
そこで、私の大学院授業「アニメビジネスラボ」の履修生だった江楠君が3月で卒業し、
中国に帰国していたため、彼もスケジュール調整がつき参加できるということで私と同じく
講演者として招待され、自らの研究成果物の紹介を行いました。
予測通り、日本でアニメ等コンテンツを大学院で学んできたということで、いろいろな質問や名刺交換が行われ、非常に有意義なものとなりました。
ほか、産業界と大学との産学連携についての議論や優秀なアニメ作品やその他関連される方々に対しての貢献などを評価する授賞式まで1週間の予定はあっという間に終わりました。
その間に、私が中国で客座教授を務める杭州師範大学で「デジタルアートの現状と未来」の講演、また浙江大学の金先生との交流なども行いました。
そして、最終日は中国浙江(Zhejiang)省杭州(Hangzhou)で、まんがとアニメのフェスティバル「China International Cartoon and Animation Festivalに参加し、中国におけるアニメ産業の現状を視察しました。
中国ではアニメなどコンテンツの統計資料が少なく、違う言い方をすれば出てくるデータはいつもバラバラで何が正しいのか不明なものばかりですが、今回はちょうどアニメの統計的な資料がありましたので何点か撮影してきました。見て頂ければわかりますが数字は昨年よりも多く作品を作っているので高いのですが、作品のタイトルはどれも子供アニメばかりで府の介入なくして産業は成り立たない状況のようです。純粋なアニメの市場は極めて少ないという事が言えます。可能性のある物はアニメコンテンツでなく、玩具などの関連商品です。
また、二日目にはパブリックデイなので、家族連れやコスプレ姿のファンたちなどが集まりました。
下記のサイトで当日の動画が確認できます。
http://video.jp.msn.com/watch/video/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%A7%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9-%E6%9D%A5%E5%A0%B4%E8%80%85%E3%81%AF%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E6%8A%AB%E9%9C%B2/2a14px0to?cpkey=c892d063-b2b1-4c1c-9783-6f222b0e94c7%257c%257c%257c%257c
そしてなによりもうれしかったのが、アニメフェアのブースでドラゴンボールなど日本のコンテンツのライセンスを取得し、カードゲームビジネスを行っているブースを発見。
海賊版ではなく、日本の正式版なのでくわしく日本とのビジネスをどうやっているのか知りたいと話したところ、やってきたのは、本学の卒業生のYang Jinghai 君。「高橋先生~」と声をかけてくれました。
大好きだった日本アニメをDHUで学び、母国に戻ってその経験を生かして今はシニアプロデューサーになっています。ということで長文になりましたが、今後もブログを要チェックください!