こんにちは。教員の高橋です。
今回は、前回報告した公開講座の模様など、ほぼ一週間の活動報告をしたいと思います。
まずは、11月24日専門スクールで行われた
アカデミー賞アニメーション部門ノミネート作品 映画『The Secret of Kells』
特別試写会&トークショーの報告です。
アカデミー賞にノミネートされたという事実は、非常に優れた作品であることはいうまでもないと思います。
今回は、アイルランド大使館からの依頼で公開講座を開催しました。
この作品は、キャラクターも、ストーリーもアイルランドの文化や宗教観を大いに含んだ作品です。
ストーリーを例えるならば、「ロードオブザリング」「もののけ姫」のような作品でした。
アイルランドに昔から伝わる昔話、伝説をモチーフとしたこの作品には、様々な要素が深く入り込んでいます。
監督のトム・ムーア監督は32歳と若手の監督ですが、この作品は3カ国による共同制作映画で、アイルランド、フランス、ドイツで製作されたとの事。
日本での公開はこれから検討とのことでしたが、ムーア監督は、スタジオジブリの作品が好きとおっしゃっており、改めて日本アニメの影響力ふれた1日でした。
そして翌日は、「クレヨンしんちゃん」などの制作で有名な原監督による映画「カラフル」の世界。
この公開講座は、申し込みが非常に多く大盛況でした。
原監督もファンの方とのふれあいやアニメ業界を目指す学生と会話できたことで非常に新鮮で楽しかったとうれしい感想を頂きました。
今後も原監督とそれを支えたアニメ制作会社のサンライズとの協力を一層図って生きたいと思います。
そして、私が研究として行っているデジタル教育です。
非常に有名で何度もメディアで取り上げられている港区青山小学校の授業の見学をさせていただきました。
小学校5年生でしたが、この日はプレゼンテーションのための資料作成ということで
学生はタブレットを使って、絵を描き、もう一方の学生はパワーポイントを使って資料を作っている。小学生もこの段階でここまで出来るようになると大学での教育も間違いなく変わってきます。
今回はそれを大きく実感した1日でした。
対応頂いた校長の曽根先生もデジタル教育に熱心でぜひ、本学からのサポートいただきたいとありがたいお言葉を頂きました。
今後もこの小学校は、先進的な教育のモデル校として各種メディアに取り上げられるでしょう。
そして、11月27日は、コンテンツツーリズム研究会。アニメ『らき☆すた』『けいおん!』などの舞台に大量のファンが訪れるという聖地巡礼。この出来事を観光学の視点から分析するというのがこの研究会の目的。その代表は北海道大学の山村先生。参加者のほぼ全員がコスプレで、山村先生もコスプレしており、普段着の私が浮き立ってしまう状況でした。
アニメによる地域活性に改めて無限の可能性を感じた1日でした。
ということで、非常に濃厚な一週間でした。