スタッフ山本のデジタフルワールド Vol.27
あっという間に2008年も終わり。
山本は、先日神社に初詣に行ったばっかりのような気分です。
年を重ねると時間が早く感じるといいますが本当ですね…。因みに山本は神社巡りが趣味(?)でして、毎年、初詣はその時に気になっている神社に参拝します(2008年は根津神社でした)。来年は、どこに初詣に行きましょうか…。
(更にどうでもいいことですが、渋谷校責任者の根鈴は寺巡りが趣味です。机には仏像の写真が…)
と、個人的な話はさておき、今年一年を振り返って、渋谷校はどうだったのか、Web業界はどうだったのかについて、今回は記したいと思います。
2008年のWeb業界はどうだったのか? |
2008年のWeb業界はどうだったのか?
今年一年、渋谷校のスタッフとして、またWeb業界の中のスクールスタッフとして様々な方とお話をさせていただいて感じたことは「業種としての成長期」にあるということでした。
今年だけのお話ではありませんが、年々制作費そのものは下がっているというお話はWeb業界でもよく耳にしています(来年は違うらしい…と言う声も聞きますが、そのあたりは次回コラムで)。
であれば、業界は縮小し、人材も余り…と言う悪循環に陥る可能性が高いのですが、Web業界に関しては制作費の縮小がマイナスに進まず、むしろプラスに働いている事が多いと感じています。
Webへの認識が深まってきた |
一時期のネットバブルの印象はすでに払拭され、ある程度「メディアの一つ」としてWebが認識されるようになってきました。
以前は「よくわからない媒体」
としての扱いを受けていた時代もあり、ワークフローや制作のスキルといったものに対しても一定のルールやマナーがありませんでした。
そのため、「見栄えがよければ良い」「納期とコストさえ間に合っていれば良い」といった意識で作られたサイトが多かったように思います。
ですが、特に今年に入って、「正しいワークフローのあり方」「正しいディレクション手法」といったものに対するニーズや意識が非常に高くなってきており、「結果を出すためにどのような手法を用いなければならないか」と言うことをしっかり考える会社・デザイナー・クライアントが増えてきたと思います。
「テクニカルエバンジェリスト」の経験からみえてくる事 |
余談ですが、山本は02年~03年にかけて「テクニカルエバンジェリスト」と言う職業で働いていたことがあります。
営業の方と同行しながら、クライアントに技術内容を説明したり、技術セミナーにて講演を行ったりする事で技術やシステムを認知してもらうことを専門に行う職種です。
当時はまだまだ技術とサービスがバランスを保っておらず、技術先行のサイト、サービスが先に行き過ぎてシステムが追いつかないサイトなどが多数ありました。
その中ではテクニカルエバンジェリストの仕事も非常に多岐にわたり、クライアントに対して「それはこの金額では無理です!」といったことや「その制作には最低○ヶ月は必要です」と
いった製作段階でのクライアントとの齟齬を埋めることが非常に大きな業務になっていました。
ですが、特に今年に入って、クライアントと製作者との間の
ギャップが一気に縮まったように感じます。
技術的にも、FireFoxやInternetExplorerに続き、GoogleChromeが登場したり、CSS3の実用化が近づいてきたりと、常に変革がおき続けるWeb業界です。
これから、一体どうなっていくのか。それは次回のコラムで…。