みなさん、こんにちは。講師の小倉イサクです。今回は、先週に授業を行った上海音楽学院での講義の模様をお伝えします。
ご存知の方も、いらっしゃるかと思いますが本学は上海音楽学院と共同して合作学部を設立しました。 具体的には、定期的に本学の教員が上海で教壇に立って授業を行うというものです。その1番手として、学長が授業を行ったのですが、私はその二人目として行ってきました。毎日3時間の集中講義を月~金の5日間、CGと映像の制作行程を事例を通じて説明するという授業です。学生は全員、1年生です。MayaやPhotoshop,Illustratorを行うのは本学と同じですが、さすが音楽院と名のつくだけあって、必修授業でピアノやバイオリンの授業も行うという、かなりハードな授業日程です。日本の場合、大学生になると授業を自分で選択していって、決めるものですが、中国は違います。ほとんどが、必修です。つまり、Mayaをやって、ピアノを弾いて、胡錦濤や毛沢東の思想授業を受けるという学科です!(しかも、しかも、朝の8時から1限目が始まる!)。
ちなみに、僕の授業での課題は、ショートストーリーの企画書を書いてくださいというグループワークでした。いくら、技術の基礎を磨いても発想力やクリエイティブ力はどうなのか?とも思いましたが、これがなかなかに面白く分かりやすい企画を発表したことに、さらに驚き!です。
というわけで、すごいでしょ??裏を返せば、それほどまでに「コンテンツを教えたい」という現れだと思います。又、これらを吸収する頭脳と、子供の頃から(インターネットで)のアニメを見る環境で育つと、どんな大人が出来ていくのか?ある意味、日本に取って脅威になるかもしれません。中国が、このような政策で人材を育てていくとなると10年後にはとんでもないコトが起きそうな予感です!日本人の学生も頑張ってほしいです!!
イサク
PS
上海ガニ、小籠包、、、おいしく頂きました。ハウチーლ(´∀`ლ)