大学教員の高橋です。
今回は昨日9/21(火)に行われましたアニメコース教員との講師会の模様をお伝えしたいと思います。
デジタルハリウッド大学では、2008年よりアニメコースを設置し、商業アニメーションの分野で将来活躍が出来るよう、現役で活動されている様々な専門家の方々を教員として招聘し、指導しています。
デジタルハリウッドのイメージから言えば3DCGが色濃く強いのですが、このコースでは日本が世界に誇るジャパニメーション(テレビアニメで主流であるリミテッドアニメの2Dアニメーション)がメインです。
経済産業省の統計によれば、世界のアニメの65パーセントを日本製ア二メーションが占めているという報告もあり、日本は世界でナンバーワンのアニメ大国です。その結果、映画監督を夢見て世界でナンバーワンの映画集積地ハリウッドを目指すように、アニメでは日本を目指してたくさんの学生が留学生が本学に入学してきます。特に中国からこられる留学生が多いです。
私は長年アニメ産業の研究と実務を行ってきました。その経緯から本学のアニメコースの統括を私が担当しており、教員は古くから現場の最前線で活躍されている旧知のメンバーです。その意味では一体感をもった体制が既に構築されています。
今回は、初の講師会ということもあり、教員それぞれが自己紹介から始まり、授業の現状、問題点と効果的だった教授法、その対応策など夜8時からと遅い時間からの開始となりましたが、皆さんそれぞれ意見を積極的に出していただき、気づけば時刻は既に10時過ぎということで第一回目はここで終了、次回へ継続する形となりました。
アニメの学校が次々と乱立されている今日、本当に現場で活躍できる人材は経済不況あり、非常に限られています。その現場で活躍できる人材を育成しようと教員は必死です。
今年からアニメのゼミも始まり、来年度になって初めて卒業制作でアニメ作品が完成されてきます。
日本で唯一完全デジタルで制作するアニメの授業を行っている本学がどのような作品を世の中に出していけるのか?
私は期待でいっぱいですが、教員一丸となってより良い学生を輩出していくという方針に一切ぶれはありません。
むしろ、教員のパワーに圧倒されています。
デジタルを駆使した本学のアニメコースにぜひ皆さんも注目いただければと思います。
また、本学では付設機関として国際アニメ研究所も設置しており、この研究所で私を含め教員の皆さんがアニメ授業の教科書を着々執筆しておりますのでそちらもぜひ注目ください。全国の書店で発売される予定です。
お楽しみに!