2011/01/21

新春セミナーで講演&本年度の最終授業!

みなさん、こんにちは。講師の栗谷幸助(くりやこうすけ)です。

1月も第3週目に入り、お正月気分も抜けて来たかと思いきや、まだまだ年の初めということで、今週の水曜日は 株式会社デジタル・ナレッジ様の新春セミナーで講演をさせていただきました。

Entry09_01 今回は『教育IT元年!教育の次なるステージを考える新春セミナー』と題されたセミナーの中で、iPad などのタブレット端末やデジタル教科書、eラーニングの要素を取り入れた教育スタイルのこれからや、想定される課題などをお話させていただきました。

セミナー参加者のみなさんは30名弱ほどでしたが、企業の教育担当の方やベンダーさん、教育機関の方や大学・大学院の学生さんなど、デジタル教科書の利用を前向きに捉えた方々ばかりで、セミナー後の交流会などでも楽しくお話をさせていただくことが出来ました。

デジタル教科書に限らず、教育効率や教育効果の向上については常に意識をしてチャレンジをして行きたいと思っています。

そして本日は、ワタシが担当する本年度のWebサイト構築演習授業の最終日でした。あるテーマをもとに、JavaScriptやFlashを使用したコンテンツのあるWebサイトを最終課題として提出してもらったのですが、最終授業では作品講評会を実施。非常にバラエティに富んだ作品のすべてを、ひとつひとつ講評させていただきました。

本年度から初めてWebサイト作りを学ぶ学生も多いので、まだまだ技術的に拙いところもありますが、将来を感じさせる発想を持ったWebサイトも多く、アッという間の最終授業となりました。

ワタシが担当させていただいている授業は「Webサイト構築演習 I」(前期)と「Webサイト構築演習 II」(後期)。無事 単位を取得すれば、ひとまず みなさんとはお別れとなります。少し うるっとした気持ちにさせられるのが、年度最終授業。次にみなさんとお会いする時には、ひと味もふた味も違う、成長したみなさんとお会い出来ることを楽しみにしたいと思います!

2011/01/18

卒業論文発表会開催!

こんにちは。教員の高橋です。
新年も迎え、この時期は授業も最終回と試験などで毎日を慌しく迎えています。
その中で、昨日は、3年生ゼミの中間発表と4年生のゼミの最終発表が行われました。

IMG_0301

私の研究テーマは、メディア論とコンテンツ産業。ゼミでは論文を制作する指導をしています。
その中でも、本学のスローガン「すべてをエンタテインメントにせよ!(Entertainment, It's everything !)」ということを掲げていることから、私のゼミ生も【エンタテインメントのど真ん中をめがけた論文のテーマで研究調査しています。

初年度は、映画や同人誌、ジャーナリズムなどで二年目はゲーム、ネット検索システム、デジタルコミュニケーション論など、そして今年は、ライブエンタテインメント産業の演劇(ショービジネス)から映画の精神分析、電子書籍その他、多様な研究テーマばかりです。

今回は、4年生の最終発表には3年生の学生も参加して、ビデオカメラで収録しながら行いました。学生はかなり緊張している様子でしたが、授業としては今回で最終授業となりましたが、2月20日、21日には卒業制作展が待っています。学生は、授業終了後もその準備で忙しそうです。

IMG_0303

卒業旅行などで最後の学生生活をエンジョイしたい学生も多いと思いますが、卒業制作展もあるので、ゼミのリーダーのゼミ長も多忙ですね。

ということでぜひブログを見ている皆さんも、2月20日、21日には卒業制作展へお越しください。
あなたのその目で学生の集大成をご覧ください。

それでは。

2011/01/07

年の初めは映像教材撮影です!

Entry08_02 みなさん、あけましておめでとうございます! 講師の栗谷幸助(くりやこうすけ)です。

いよいよ2011年も始まりましたね。卯年ということで、いままで以上に ぴょーんと 飛躍の年にしたい!と思っています。昨年より始まりました「学長室教員ブログ」も、本年も引き続き どうぞ宜しくお願いいたします。

さて、ワタシは5日より仕事始めだったのですが、今年初のお仕事は教材映像の撮影でした。専門スクールやオンラインスクールでは、ご自身のペースで学習いただけるように、教材映像を使用しています。アプリケーションのバージョンアップや技術の進化の早いクリエイティブ業界ですから、定期的に撮影をしています。

Entry08_01 カメラに向かって話すということは、授業を行なう感覚とはまた違ったものです。ラジオのDJを経験したことはないですが(笑)、おそらく目に見えない受講生・学生に向かって話をする感覚は それに近いのではないかと思っています。

リアルタイムに教室に来ていただく授業と違い、収録された授業というのは臨機応変な対応が取れるものではないかもしれません。ただ、内容にブレがないこと・場所を問わず多くの方に見ていただけること を考えると、基礎力を身につけていただく手段としては、大きなメリットがあると思っています。

映像教材を通して しっかりとした下地を作り、受講生・学生のみなさんにとっての2011年も 大きな飛躍の年になればと思っています!

2010/12/24

Merry X’mas

皆さん、こんにちは。教員の小倉いさくです。本日、Merry Xmasな金曜日です。夜に予定がある方も、明石家サンタを観る方も、昼間は仕事や学校なのでお時間があれば、長文ですが最後まで御付き合い下さい。

Merry
Cut&Paste まずは、イベントな話から。
先日、渋谷で『Cut&Paste』というイベントがありました。昔、料理の鉄人という番組(1時間以内にテーマに沿った料理を作って美味しさを競う)がありましたが、それのデザイン版です。2D部門、3D部門、モーション部門というものがあり、特定の時間内で作品を作りあげ、その様子をライブパフィーマンスするというものです。今回、3D部門に出場しましたが残念ながら優勝出来ず、、、。
しかし、観客の方々に『3DCGで出来る事とその魅力』を伝えられたという点では満足です。優勝した福田君(デジハリ卒業生)は、来年2月にN.Yで行われる世界大会に出場します。世界10ヶ国から集まるデザインの猛者達が、そのテクニックとアイデアとオリジナルで勝負します!
皆さんで、日本代表の福田君を是非、応援しましょう〜!!
 







次は、CGの旬なお話を。
シーグラフアジア直前に、フランスのBakery社という方からリライティングソフト(Relight)のプレゼンを受けました。FG,GI,Fur,Hair,Occ,などのレンダリング時間が非常にかかるものをあり得ないスピードでリライトし、処理してしまう新しいソフトです。今年の秋に完成したソフトで、ハリウッドや日本の会社でプレゼン行脚をしているそうです。印象に残ったのは、PIXARの方達がスタンディングオベーションでそのソフトに拍手をしたと仰っていた事です。大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に、それくらい、ビックリするソフトです。来年は、このソフトが世界を席巻するかも?です!!

DH 最後に、来年の上半期なお話を。
3月:六本木アートナイトに協力!することになりました。日の入りから日の出まで、六本木をアートに染めるイベントに僕を中心としたデジハリの学生が参加します。昨年は、70万人の方達が参加(観た)したそうです。

4月:新しくなった新本科がいよいよスタートです!!今、カリキュラムを詰めていますが、非常に楽しみですね。

7月;六本木ヒルズ森美術館にて開催される『メタボリズム展』にて、大学院の学生が制作した建築映像が上映されます。芝浦工業大学さんとのコラボ企画で、32:9の超横長映像や縦の立体視映像で日本を代表する建築家達の『東京の未来』をお届けします。









その他にも、来年は『ハリーポッター』の最終作や『パイレーツオブカリビアン』、『トランスフォーマー』、『カーズ2』の新作が上映されるので、こちらも気になりますね。久々に、洋画の逆襲という2011年な気がします。邦画では日本初の3D立体視アニメ『ワンピース』に、期待大です!

それでは、Merry X'mas!!&良いお年を〜。
(ところで、教会ではクリスマスよりもイースター=復活祭という催しに重きを置きます。ゴルゴダの丘で十字架に張り付けられ、最期はロンギヌスの槍(ヱヴァンゲリヲンでも登場した槍です!)で死を確認されたイエスキリストが、三日後に生き返るんですが、イースターとは、その復活した事を祝した礼拝や、それにまつわるイベントです。生まれるよりも、生き返る方がスゴいですからね〜)

小倉イサク

2010/12/19

国際学術大会での研究発表~韓国コンテンツ学会~(帝塚山大学)

こんにちは。教員の高橋です。
今回は奈良県にある帝塚山大学と韓国コンテンツ学会の共催によるコンテンツ関連の国際学術大会が12月18日-19日で行われ、その中で私の研究が審査に通過したことから、研究発表を行って参りました。
場所は帝塚山大学東生駒キャンパスです。
IMG_0269

発表分野の分野は下記の通りです。
日本のコンテンツ分野よりも韓国のコンテンツ学会は広い概念で研究活動を行っています。

・Scientific and Technical information分野;Information Distribution/
Information Analysis/Super Computing/e-Science/Network/mobile telecom
・Contents Engineering分野;Production Technique / Service Technique/
 Communication System / IT-Based Technology
・Contents Design分野;Interactive Content / Game / Broadcasting /
 Multimedia/Animation  / Film / Publishing / Cultural Content /
 Cartoon&Comics / Content Basic Theory
・Contents Application分野;Police&Law Content / Administrative Content /
Health Content / E-Learning / Sports&Leisure Content / Dance /
Tourism Content / Construction / GIS&LBS / E-Business / Ubiquitous /
 Security /Defence Content / Content management of Technology

論文(約200編の発表)以外に、最新のデジタル作品(デザイン、CG、3Dの映像など)展示もありました。
IMG_0257

韓国からは約100名近い研究者が来日し、この学会を盛り上げました。
日本からは、私と数名の方のみが研究発表を行いました。

私の研究発表は、

「The Potential Decentralization of Japan’s Animation Industry and Human Resource Development 」
(日本アニメーションの産業集積地変化と人材育成)というテーマで発表しました。
IMG_0271

東京一極集中のアニメ産業が徐々に地方にも支社を立ち上げ、人材育成機能を有し、将来の骨格作りに着手している。その代表会社にスタジオジブリがあるという形で講演してきました。
IMG_0287

その後は国際的な様々な国の研究者とこれからの研究交流やコンテンツ関連の最新動向の話で盛り上がりました。
次回は、5月に韓国、そして12月にフィリピンで学会の総会を行うようです。
今回は、日本のコンテンツ学会の交流という役割を持って参加してきましたが、今後は国際間での横断的なコンテンツの研究論議を行っていきたいですね。非常に盛りだくさんでした。
IMG_0290

最後は、韓国コンテンツ学会のYoug-Sun Oh会長と今後の交流を誓い、終了となりました。
素晴らしい国際学術大会でした。

IMG_0268

 

2010/12/17

清峰高校のみなさんとFlash体験授業!

みなさん、こんにちは。講師の栗谷幸助(くりやこうすけ)です。

Entry07_01 前回のブログでは、高校の先生方との研修会の様子をお伝えさせていただきましたが、今回は高校生のみなさんと交流の機会を持つことが出来ました。12月8日(水)に、長崎県立清峰高校の5名の学生がデジタルハリウッド大学にいらっしゃいました。何でも修学旅行の一環で訪問されたとのことで、これは学校説明だけではなく、モノ作りの【喜び】も実感していただこう!ということで、Flash(アニメーション作成ソフト)の体験授業を担当させていただいたという訳です。

Entry07_02 体験授業の内容としては、まずは自分の思うがままに自由にイラストを描いてもらいます。Flashの鉛筆と消しゴムの使い方のみを伝えて描いてもらうのですが、みなさん とても真剣な眼差しで作業をされています。

次に描いてもらったイラストをアニメーションのキャラクターとして登録をします。そして、ちょいちょいと作業をすると、、、キャラクターが動き出します! 「お〜!」という歓声! みなさん、ご自身で作成されたイラストが短時間でアニメーションになることに驚かれたようです。

さらに、こちらで用意をしたアニメーションに手を加えてもらうと、、、みなさんに作っていただいたアニメーションが取り込まれて、コラボレーション作品の出来上がり! ここでも またまた「お〜!」という歓声が上がりました。1時間ほどの授業時間でしたので、多くのものをお伝えすることは出来ませんでしたが、驚きと楽しみを存分に味わっていただけたのではないかと思います。

Entry07_03 これは体験授業のみならず、通常の授業の際にも意識をしているのですが、学習の流れの中に「驚き」を入れ込むことを意識してるんですね。驚きの感情というのは、しっかりと記憶に残りますし、それが学習に関するものであれば、しっかりとしたスキルの習得に繋がります。

修学旅行でのこの体験の記憶から、モノ作りへの道に進むみなさんが一人でもいらっしゃると、とてもステキなことだと思います。

2010/12/16

書籍発売「コンテンツ教育の誕生と未来」

こんにちは。教員の高橋です。
今回は、私の執筆した書籍がまもなく発売となりますので、お知らせいたします。

構想、作業2年がかりでアメリカと日本の現地調査、キーマンのインタビュー実行という流れで、ようやく完成にこぎつけました。

書籍名は「コンテンツ教育の誕生と未来」。

IMG_0248

アニメ、マンガ、ゲーム。コンテンツ業界を担う人材を育成するために、教育界はこれまで何を行ってきたのか。

自ら教育の現場に立つ私が、豊富な資料を基に、アメリカ・日本におけるコンテンツ教育の歴史や、産業界・政府による取り組みの跡をたどりながら、コンテンツ業界の人材育成はいかにあるべきかを問う一冊です。

コンテンツ教育という視点では、日本で初めてとなる書籍だと思います。
加速するコンテンツ業界へ私なりの一つの提示になれれば幸いです。

今、amazonでも予約受付け中ですので、ぜひご一読頂ければと思います。

詳細は朝日の下記アドレスから
http://www.asahi.com/business/pressrelease/PRT201012080051.html

以上、宜しくお願いします。

2010/12/10

コンソーシアム八王子学生発表会とコンテンツ学会研究会

こんにちは。教員の高橋です。
年末ということで今回も色々な業務がありましたので、報告したいと思います。
まずは、12/2に中国の杭州の各大学の学院長が「アニメ都市」を目指す活動の視察として本学に来校されました。
私が客座教授を勤める浙江大学からも数名参加され、約10名ほどの先生方の前で本学の説明、アニメ都市にとって必要な条件などの助言もさせていただきました。

IMG_0221

浙江大学の夏先生は日本に留学していたことから毎度数々の中国の先生方とネットワークを持っており、ご紹介いただいています。杭州は毎年アニメフェアを行っている中国の町として非常に有名ですので、政府関係者も含めて大学教員もアニメ都市構想に積極的に活動しているとの事でした。

さて、別件ですが本学など28の教育機関が参加しているコンソーシアム八王子で年に一度恒例となっている学生発表会が12/4・5と八王子学園センターで行われました。
その中で昨年同様今回も私は座長を担当してきました。この発表会に十分に準備してきたチームもあれば、準備不足のチームもありレベルは千差万別です。また、私にとっては他大学の学生がどのような研究をしているかを知るよい機会にもなり、非常に有意義な時間でした。その中で全体に感じたことは各学生の発表時間は8分と定められていますが、ほとんどの学生が8分で終わらずに10分以上かかってしまうという結果でした。限られた時間の中で自らの研究成果を大衆の前で発表するのは非常に緊張するものだと思います。ただ、ルールの中で成立させるということの重要性を学生に感じてほしいと強く思いました。その意味では今回はやや学生に配慮した発表会だったと思います。
IMG_0227

また、5日に行われた八王子市長の前で市の活発化を提案する市政提案部門の発表会にも参加しました。この会では本学で「社会人基礎力」の授業を担当している胡沢先生と来年度の授業の題材の例として見学してきました。
市長の前で発表できるチームは10組と事前に書面で審査が入っています。
その意味では、どの大学の学生発表も非常にすばらしかったです。
来年度は、ぜひ、本学も授業課題としてこの発表会を取り入れ、良い意味で八王子の活性化のためにも、学生の社会人基礎力の向上にも活用したいと思います。

また、12/6はコンテンツ学会の研究会と忘年会が行われました。テーマは「カジノ産業の課題と展望」ということで、エンタテインメント産業の中でも極めて大きなマーケットである世界と日本のカジノの現状をカジノスクールの大岩根校長に講演いただきました。その後は飲食をしながら実際のカジノを体験させて頂きました。
IMG_0234


私は全くポーカーなどルールも知りませんでしたが、スクールの講師の方からレクチャーを頂き、ゲームを楽しみました。いかに巨大な金額が動くものであるかというものを体験ではありますが感じることが出来、非常に有意義な研究会でした。
今後もコンテンツ学会の活動は活発になっていきますのでぜひご期待ください!

2010/12/10

OJT成果『たけしとひとし』今晩放送!!

皆さん、こんにちは。教員の小倉いさくです。本来、二週に一度のブログ更新ですが、本日は緊急発信です!!
タイトルにもあります様に、本日、12/10(金)夜7時より日本テレビ系列にて『たけしとひとし』というバラエティー番組が放送されます。
実は、この番組にデジハリ生がOJTとして関わったので、その裏話を話しましょう!これを読んでから、放送を楽しんで下さい。

さかのぼる事、3週間前の金曜日。デジハリにとある制作会社の方がいらっしゃいました。数日前から、Yahooニュース等でも話題になっていた「たけしとひとし」という番組のディレクターさんです。
本学の学生に番組で使用するCG映像を制作して欲しいという依頼での来社です。制作の条件は、『非常に時間が無い中で御協力願いたい』というものでした。

企画書
テレビの仕事をした事が無い方に説明しますと、本来、収録の一ヶ月前くらいに依頼があって、10日間くらいで仮の完成をさせ、OKが出たらクオリティーを上げたり、修正依頼があれば直したり、、、を繰り返して収録の一週間前には、本番のサイズ(フルHD)でレンダリングして納品という運びです。ところが今回は、放送の3週前で収録の10日前という時期での依頼でした。つまり、素材が僕たちの手元に来てから仮の完成まで3日間ほどで作成し、チェクを貰って修正して、納品して、とりあえず収録には間に合わせ、細部はオンエア前までに最終版を!というかなりのタイトスケジュールでした。

そんな中、卒業したての2009年度秋本科生の渡辺君、吉田君、藤田君、2010年度秋本科生の草野さん、大山さん(入学2ヶ月!)の5人で制作しました。仕上がりは、オンエアを見て頂きたいと思いますがこのスケジュールで制作した事を考えればイイ出来に仕上がったと思います。

日テレ さて、無事に納品も終わり、収録日がやってきました(写真は日本テレビ)。
どのようにつかわれるのか?なにがNGなのか?修正点は何なのか?を確かめるため、昼の2時から夜の8時までの6時間という長きに渡る収録の立ち会いです。
とは言っても、北野武さんと松本人志さんが本格的に番組をやるのは始めてという事で、ワクワクしながらの立ち会いでした。ですので、あっという間の収録だったのを記憶しています。





では、おまちかねの番組裏話です。
収録スタートです!のかけ声で、いきなり、2人が撮影用のクレーンに乗った状態(3メートルくらいの上空)で登場したのでスタジオでは拍手喝采!です。この2人も「怖いわ〜」「あかんあかん」の連発。後で聞いた所によると「飽きっぽい2人が収録中に逃げない様にする為に、クレーンに乗っけちゃえ」と出演予定の水道橋博士が言ったから、とのこと。その後、松本さんがタケシさんに『今、楽屋でテレビ観てたら水道橋博士が大阪の番組出てたけど、間に合うんすか?』と、ネタフリでスタジオ爆笑(どうやら「ミヤネ屋」に出ていたらしいです)。ここは、松本さんが後輩としてタケシさんが話しやすいネタを振ってるんだと思いながら聞いてると、タケシさんが『だから、収録がこんなに長いのか!』と切れ気味に発言してスタジオ笑!という入りでした。

言ってみれば、『笑いの神』が出会うって事です。つまり、「俺たちひょうきん族」を観ていて「ごっつええ感じ」で腹を抱えていた僕に取っては「この奇跡が目の前で起こっている」というだけで、感動ものでした。テレビ界の歴史の1ページに立ち会った事に感謝です。今晩のオンエアでは、この6時間という収録がどのような2時間になっているのか?楽しみながら、観てみたいと思います。

近い将来、本学で勉強しようとしている皆さん、こんなOJTが出来るのはデジハリ以外ありません。入学を検討してみては如何でしょう?ホントに楽しいですよ!学習成果が、直ぐにテレビで放送される経験って他にはありません!!

最後に、この様な機会を与えて頂いた番組プロデューサーの土屋さんに感謝して、ブログを終わります。今晩の放送、お楽しみに(^o^ლ)

小倉イサク

2010/12/03

近未来教育フォーラム

皆さん、こんにちは。教員の小倉イサクです。本日のブログは、今週の火曜日に催された『近未来教育フォーラム』に関してです。
簡単に紹介すると、『企業や教育関係の皆様に、デジタルコミュニケーション時代に対応した私どもの実践的な教育研究の取り組みについて発表致しますので、意見交換なども行いながら、今後の教育に関して考えていきましょう』というフォーラムです。

昼の13時から夕方の18時まで、基調講演から始まり、プロデュース能力開発、電子書籍、iPadによる教育、デザインからツブヤキにいたるまで、非常に濃い内容が各セッションで行われました。それぞれが、現状や取り組み内容、発表や展望を述べて行くので、あっという間にセッションの時間が過ぎるというのがその日の印象です。

その中でも、基調講演に関しての概要と私見を本日は書いてみます(長い前振り、ゴメンナサイ)。

KityouKoen
この講演は、産学官の代表として、本学の杉山学長、文部科学省大臣 伊藤官房企画官、ソフトブレインの宋さん、という顔ぶれで各々の立場から『教育』に関しての様々な意見を忌憚なく仰って頂くというものです。いくつかの、議題があったのですが特に気になる話が2つありました。

KityoKoen2
一つ目は『留学生』に関してです。国の目標として30万人の留学生受け入れ計画を掲げた結果、どうなったのか?数値だけが一人歩きしていないか?日本に来てもらう魅力があるのか?その魅力としてのクールジャパンは各国に伝わっているのか?等々が大筋でした。
現場レベルで、書きます。
『成功とは決して言えない』。
異文化に接する事は、非常に良い事ですが、日本人は日本人同士で、中国人は中国人同士で、その他の国もそれぞれの枠内で、、。と、うまく噛み合ないというのが現実です。これを解消する為に、様々な施策をしていますが、正直、まだまだこれからです。クールジャパンに関しても、結局は「マンガとアニメ」が本流で、ファッションやカワイイや伝統芸能、匠の技に関しては、まだ伝わり切れていないという残念な感じもします。その結果、留学生のほとんどが『アニメやマンガが好きで勉強したい』という事を言います。もっともっと、この点に関しても理解してもらう様な事をしないといけないのでは?と考えてしまいます。

二つ目は『日本人学生』に関してです。大学教育では『ゆとり世代による空白の10年の始まり』だと思いますし、彼らを『バブル崩壊後の閉鎖的日本の生活に慣れ切った若い世代』という風な事も考えます。つまり、彼ら学生の『やる気』がないのではなく、『環境』が問題だったと言う事です。では、この現状を放っておいていいのか?というと、そんな訳にもいきません。そこで、「海外へ出て行く留学」のススメに関する事が議論されました。
僕の意見は、
『全く異論ナシです。是非、行って下さい。異文化を知って下さい』。
です。
帰国した学生は、必ず、一回りも二回りも大きくなっています。なぜか?その答えは環境です。当然、生活や学業や、友人関係、、、などなどの様々なトラブルに巻き込まれる日々が続きます。その度ごとに、人間はそれを乗り越え大きくなるのは自明の理です。このゆる〜い日本での生活ではなく、海外での生活に揉まれて人間力を大きくするのはスゴくいい事です。いっその事、海外留学を必須にしたいくらいです。(その他のツブヤキ議事録(笑笑)は、当日のハッシュタグ#DHWEFをご覧下さい)。

教育は国家百年の計と言われますが、国の教育に対する姿勢だけではなく、学校でも会社でも人材の育成には重大な関心が有り、大変な苦労や労力を割いている様子がヒシヒシと伝わる1日でした。すぐに答えが出ないから百年の計なんでしょうけど、そんな悠長な事も言ってられない現実で、僕たちを含め、日々の積み重ねと改善と、経験が少しづつ前へ前へと歩んで行くんだと思います。
最後に、来場された皆様に御礼を。ありがとうございました!

小倉イサク