事務局の奇妙な物語?
こんばんは。
事務局の中津川です。
大学院で起こる様々な物語を
ちょっと面白おかしくお伝えできればいいかなぁと
そんな気持ちで書かせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
先日、お風呂あがりにビール片手に
秋の夜風を感じつつ、ふとTVをつけたら
『世にも奇妙な物語 秋の特別編』がやっておりました。
ドラマも終盤の差しかかってふと思う......
そういえば....
そうだ 思い出しましたっ!
このドラマのプロデューサーは小椋久雄さん。
大学院の講義『映像演出』を担当していただいているのです。
ということで、今夜は『映像演出』の小話でもどうぞ。
デジタル化が進む現在ですが、『演出』は人の感性が生きるところ
まさしくアナログ?な部分とでもいうのでしょうか
その基本となる演出論を学べるとあって、履修する院生の
やる気がみなぎっているのが感じられる講義です。
事務局staffもTA(アシスタント)として参加させて頂きました。
演出論の基本を学んだあとは、
役者さんとカメラマンさん、照明さんを招き
与えられた1つのシナリオをもとにチームごと撮影を行います。
撮影前夜は遅くまで、研究室でチームごとに集まってカット割を熱心に考えている姿が印象的でした。
皆さん昼間お仕事をされてきているのに、夜中まで勉強されている姿をみると感心いたします。(事務局staffも見習わなければ...汗)
撮影当日はそれぞれ考えてきたカット割をカメラマンさんに指示するなど
現場さながらの風景ですね。
時折、『ここはこうじゃないでしょうか?』とカメラマンさんに教わったりもしていました。(さすが現役のカメラマンさん 発せられる言葉の説得力が違います!)
思い思いの映像を撮るために、小椋先生などに相談しつつ
撮影は順調に進んでいきました。
ある院生の方が、『手のアップ』『かばんのアップ』ばかり撮影していたのがとても印象的でした。
『どっ どこにそのカットを入れるんだろう?』と内心ワクワクしておりました。
さて、その映像素材は果たして使われたのでしょうか..... (使われたかどうかは内緒です....笑)
撮影が終わった後は、みなさん思うがままに研究室で編集作業へ。
なれないPC編集を前に四苦八苦しておられる方にも優しくサポートする ここぞTAの本領発揮です!!(優しくサポートできていたのかはわかりませんが...苦笑)
事務局では、提出された作品をとりまとめてDVDを作成する作業があるのですが、
同じシナリオなのにそれぞれ全く違った演出がなされていることに気がつきました。
映像はサービス業
院生の皆さんの心のこもった作品をひとつひとつ拝見させて頂きましたが
それぞれ素晴らしかったです。
中には、エンドロールに我々事務局staffの名前を入れてくださったものもあり、その粋な計らいに
ちょっぴり感動させられました。ありがとうございますっ
今まで、何となく見てきた映画やドラマが
この講義を受けると、見方が変わってくるかもしれませんね。
余談ですが、
小椋先生は基本的に現場でカット割りをするようです。
撮影前日までに考えていくと、その枠にとらわれてしまって中々いい映像が取れない
ということもあるからだそうです。
撮影時の現場雰囲気やカメラマンと相談しながら撮影を行なう。
まさに
『アイディアは現場に落ちている。』
と言ったところでしょうか。
ブログを書き終えて今気がついたんですが
タイトルのオチが無い......
こんな時はもう一杯 ←ごまかしてしまえっ笑
冷たい秋風がそっと身に染みる夜でした。