こんにちは!
デジタルハリウッド講師の栗谷(くりや)です。
今月よりスタッフみんなで更新していくことになった
オンラインスクールブログですが、
いよいよワタシの出番がやってまいりました。
昨日はクリスマス!みなさんは仲間や家族と
楽しい時間を過ごすことが出来ましたか?
ワタシは妻と銀座をウィンドウショッピングしたりしながら、
クリスマス気分を存分に満喫しました。
そんな中で、今まで気づかなかった小さな発見があったんです。
某ファストフードチェーンのチキン屋さんでランチ中のこと、
ドリンクを飲むワタシを見て、妻が「んっ?!」と叫んだんです。
何となく手遊びをしていたドリンクのフタを見てのことでした。
「この出っ張りはなに?!」
そう、ドリンクのフタにはポッコリと膨らんだ
3つの出っ張りがあったんです。
ワタシはその出っ張りをポコポコ押してたんですが、
どうやら何か意味がありそうです。
見た目だけのものじゃないだろうしと、二人でしばし考えます。
でも、その答えは意外に簡単に分かりました。
よく見るとその出っ張りのそばには、
ドリンクの種類が記載してあったんです。
そう、ファストフードでは例えばアイスコーヒーやコーラなど
一見区別が付きづらい商品があります。
その出っ張りは、ヘコませることで
商品を見分けさせるためのものだったんです。
でも、ワタシ達二人は実はもう少し先のところに感心をしていました。
これが【出っ張っている】こと。
ただ商品を見分けさせるためだけであれば、
記載してあるドリンクの種類をマジックなどで
丸しちゃえばいいんですよね。
シアトル系カフェなどでは実際そうしています。
でも、このお店のフタは出っ張っているんです。
実はドリンクの種類が記載されている下には、
点字が添えられていたんですね。
目印が出っ張っていることの大きな意味はここにあって、
目の不自由な方にも商品を区別してもらうための工夫だったんです!
普段から授業やイベントで
「デザインの一番の目的は、情報を分かりやすく伝えること!」
と、お話をさせていただいていますが、
それをすごくシンプルに体現したものだなと思った発見でした。
デザインは決して華美なものではなく、ワタシ達のまわりに
ごく自然に存在します。
ワタシ達デザイナーは、ユーザーがデザインから
情報を得る時の、喜びや驚き、癒しなどの【心地よさ】を
演出する必要があるのだと思います。
みなさん、来年も一緒に世の中に
たくさんの【心地よさ】を届けて行きましょうね!
今年一年、オンラインスクールブログをご覧いただき
誠にありがとうございました。
2008年も、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。
みなさん、良いお年をお迎えください!