とある一日の風景
こんにちは。
19時から2つの授業がありましたが、その風景を見ていただきたく写真をとりました。
まずひとつめ。院生の皆さんが車座になって座っていました。
不思議な光景ですが、これは「ヒットプロデュース能力開発演習Ⅱ」という授業でのひとコマです。
担当はチェッカーズやだんご3兄弟のプロデューサーとして活躍された吉田就彦教員です。これまで、ご自身を含め、ヒットを生み出してきたプロデューサーの思考や行動を研究されてきた成果を、今期より一般科目に昇華させスタートした科目です。
吉田教員によれば「ヒットプロデューサーの必須能力」として一番重要なのは、やはりコミュニケーション能力のようです。この授業をうけた院生のみなさんは、きっと明日から職場での行動や発言に変化が現れていることでしょう。
次は学長の授業、「デジタルコンテンツ産業概論」の模様です。
が、写真は本日のゲスト、吉村毅教員の講義風景です。
コンテンツ業界の過去、現在、未来を講義するこの授業で、今日の吉村先生には「映画の生涯収支」について語っていただきました。
吉村先生は、配給ビジネスの収支を解説した上で「これがわかれば、みなさんがカンヌ等の映画祭で映画を見た際に、いくらあればこの映画を買ってもいいかわかりますよね」とおっしゃっていました。
映画のどこにお金がかかっていて、どこで儲けがでているか、それを知れば、なぜこんな広告を打つのか、なぜこの時期に封切るのか、TVで流すのか、ビデオを打すのか、なんてことも見えてきます。興行収入で邦画が洋画を上回りつつある今、どんなコンテンツビジネスも映画とは切りはなせなくなってきています。吉村先生の講義を聴く院生の姿勢が自然と前のめりになっていたのは、そんな背景もあるのではないでしょうか。
ということで、本日はここで失礼させていただきます。