こんにちは、デジハリ・オンラインスクールの原です。
今月からオンラインスクールの一員になりました。
どうぞ、よろしくお願いします。
突然ですが、ぼくはとても本が好きなのです。
ということで、本日のブログではいろいろな本を紹介していきいたいと思います。
とはいってもデジハリはデザインの学校です。
なので、今回は本の内容ではなく、デザインの観点からいろいろな本を見ていって見ましょう!
本のデザインには、その本がどんな内容なのかわかってもうらための様々な工夫されています。
(※以下の全ての写真はクリックすると大きくなります)
まずは一冊目三崎亜記さんの「失われた町」という小説です。
一見すると普通の装丁に見えますが、実はこの本カバーにしかけがあるのです。
カバーをはずすと町で様々なことをしていた人々がいなくなり、町だけになるというしかけなんですね。
これは町から人々がどんどんと消えていってしまう、というストーリーが想像させるためにこういったデザインにしているようです。
続いてはリービ英雄さんの「千々にくだけて」というこれまた小説です。
タイトルにぴったりな銀色の背景にくだけた破片のようなものがされていますね。
この小説はニューヨークで起きた同時多発テロ事件をモチーフにした内容なのですが、砕けていったビルが象徴的にデザインされています。
3冊目はほしよりこさんの「今日の猫村さん」という漫画です。
全ページえんぴつ書きで描かれたなつかしい感じのする絵と、ほのぼのとした内容が人気のこの漫画ですが、デザインもそれにあわせて、えんぴつ書きのほのぼのとしたものになっています。
社名の「マガジンハウス」までしっかりと手書き風になっていて、なんとなく暖かい気持ちにさせてくれますね。
続いてはちょっと変わった本をご紹介します。
マーク・Z・ダニエレブスキーさんの「紙葉の家」という小説です。
この本の注目点は外側ではなく、中の文字組みです。
このように縦の文字と横の文字で文章が書いてある、とてもめずらしい文字組みになっています。
これは小説の中で主人校が自分が立っているのか横になっているのか、わからなくなってしまう場面を文字組みを横にしてしまうことで表現しているんですね。
とってもユニークなアイディアですねー。
また、この小説は部屋がどんどん狭くなっていく場面をこんな風に表現しています。
デザインは外側の装丁だけでなく、文字組みにまで行われているのです!
最後に日本と海外ではデザインがぜんぜん違うという例をご紹介しましょう。
これは村上春樹さんの「海辺のカフカ」という小説の日本版とアメリカ版のデザインです。
同じ小説なのにぜんぜん違う印象を受けますよね!
みなさんはどちらがお好みですか?
と、これまで紹介してきたように、一口に本のデザインと言ってもいろいろな種類や工夫があって、装丁をみているだけでも楽しめてしまいます。
みなさん、今度本屋さんに行かれる際は、中身だけでなく、ぜひデザインにも注目して本選びをしてみてください。
Contentment is actually a scent it is impossible to strain along individuals without the need of obtaining a number lowers regarding your.
投稿情報: grosasara | 2013年8 月 8日 (木) 09:57